主な登場人物

※注 登場人物の一部には、「ギャラリー大黒屋」「エーセスコミューン」の管理人さん
「masamune」さんのご許可をいただいて、「エーセスコミューン」内の小説「エトランゼたちの
戦旗」の登場人物を引用させていただいております。

アルヴィン・H・ダヴェンポート TACネーム”チョッパー”
本編の主人公。開戦〜戦争中盤までオーシア国防空軍第108戦術戦闘飛行隊サンド島分遣隊通称ウォードッグ隊の3番機兼セクションリーダー。おしゃべりでロック好き、仲間思いの好漢。普段は軽薄を装っているが、卓越した技量と、火のようなガッツの持ち主。
ノヴェンバー市上空の防空戦で被弾、機体トラブルによりベイルアウト不能になるも奮戦し、最期は脱出する市民に配慮して無人のスタジアムに機体を落下させ戦死したと思われていたが、当時の隊長であるブレイズの機転により脱出に成功、後に大統領直轄部隊となった”ウォードッグU”第2独立戦術戦闘飛行隊隊長となる。空軍中佐。

アクスル・フォン・ホーエンドルフ TACネーム”アクスル”
チョッパーの親友。ウォードッグU所属の戦闘機パイロット。チョッパーの2番機。ある事情により軍を離脱していたがウォルフガング・ブフナー大佐の召集に応じ、ウォードッグ隊に加わる。単機によるACMには際立った技を持っている。空軍少佐。

ヘルムート・シュタイナー TACネーム”サンダーヘッド”
AWACSに搭乗する空中管制指揮官。開戦当初は空軍に忠誠を誓っていたが、軍内部の不穏分子の陰謀に気付き独自に調査を始める。後にウォルフガング・ブフナー大佐に協力し大統領直轄部隊へ。空軍時代は、その任務に対する責任感の強さを誤解され『石頭』と揶揄されることもあったが、本当の姿は、義理堅く情に厚いナイスガイ。この戦争を通じてチョッパーとは無二の親友となる。電子戦闘のエキスパートであることから、チョッパーの後席員を勤めることも。空軍中佐。

エーリッヒ・ブレイズ・ハルトマン TACネーム”ブービー”
ウォードッグ隊二代目隊長。チョッパー、アクスルとは孤児院からの親友。
大統領直轄部隊”ラーズグリーズ”隊長。2番機のパイロット、ケイ・ナガセと後に結婚する。隊長就任以後、仲間とともに数々の戦闘を経て、戦況を覆すほどの力を持ったエースパイロットとなる。空軍中佐。

ウォルフガング・ブフナー(別名ピーター・N・ビーグル)
大統領直轄独立航空団司令。ベルカ公国の貴族ブフナー家の長男であり、ベルカ空軍のトップエースだった過去を持つ。ベルカ戦争末期に自国の上空に戦術核を落とす命令を拒否し機体を奪って逃亡し、オーシアへ亡命した。「凶鳥フッケバイン」とも畏怖されていた戦闘機パイロット。ウォードッグのパイロットたちからは「おやじさん 」と呼ばれ信頼されている。特務少尉→大佐。

ケイ・ナガセ(ルフェーニア・ケイ・ノヴォトニー)TACネーム”エッジ”
ウォードッグ隊創設時から隊長編隊の2番機をつとめる。初代隊長バートレットが資質を見出し、期待を裏切ることなくエースに成長した女性パイロット。バートレットMIA後は、ウォードッグ隊、ラーズグリーズ隊の隊長編隊2番機として1番機パイロットのブレイズを支え続けた。ベルカ戦争時のエースでウスティオ空軍傭兵として英雄の名を欲しいままにしたレオンハルト・ラル・ノヴォトニー(TACネーム”サイファー”)別名「円卓の鬼神」を父にもつ。戦後ブレイズと結婚する。空軍少佐。

ゴードン・イプシュタイン TACネーム”ハンター”
二代目ウォードッグ隊副長。元オーシア国防空軍第5航空師団第55戦術戦闘飛行隊隊長。
敵の陥穽に嵌り、指揮していた部隊が壊滅的損害を蒙り、部隊が解散された過去を持つが、
ウォルフガング・ブフナー大佐の薦めにより、部下のマクガイアと共に新生ウォードッグ隊に加わる。非常に理知的なパイロット。空軍少佐。

リチャード・マクガイア TACネーム”ブレッド”
イプシュタインの僚機パイロット。元第55戦術戦闘飛行隊副長。イプシュタインと共に新生ウォードッグ隊に加わる。編隊空戦を得意とし、いかなる状況においても長機をバックアップすることを信条としている。空軍大尉。

ハンス・グリム TACネーム”アーチャー”
初代ウォードッグ隊、ラーズグリーズ隊の4番機。チョッパー在籍中は、彼の僚機として名コンビを組んでいた。明晰な頭脳と、優秀なメカニックの腕も併せ持つパイロット。
オーシア国立工科大学を飛び級で卒業している。空軍大尉。

マーカス・スノー TACネーム”ソーズマン”
ラーズグリーズ隊3番機兼セクションリーダー。元第7空母航空団第206戦術戦闘飛行隊の分隊長だったが、度重なる損耗により解隊される。空母ケストレル艦長ニコラス・A・アンダーセン少将の計らいによって、ラーズグリーズに配属された。海軍随一の撃墜スコアを持つ艦載機パイロット。海軍少佐。

ニコラス・A・アンダーセン
オーシア連邦海軍第3艦隊司令官兼空母ケストレル艦長。スノーを含むクルーから慕われる名艦長。本人いわく「負け戦ばかり続けてきた男」と謙遜するが、彼の卓越した指揮能力で空母ケストレルは、ユーク潜水艦の対艦ミサイルの飽和攻撃で沈められるまで、戦争中一度も被弾することはなかった。ブフナー大佐と旧交があり、大統領の信任も厚かったため、直轄部隊発足に大きく貢献した。海軍少将。

ビンセント・ハーリング
オーシア連邦第48代大統領。平和主義者で軍事関連予算を縮小し、ユークトバニアとも融和政策による友好的関係を従前から築くことに腐心する。しかしアップルルース副大統領ら政府や軍部の対ユークトバニア強硬派からは反感を抱かれていた。開戦後も極秘にユージア大陸のノースポイントで独自に休戦の道を探ろうとしたところを、ベルカの陰謀により拉致・幽閉されていたが、ウォードッグ隊、ラーズグリーズ隊らによって救出され、大統領直轄部隊を編成し、平和への戦いを指揮する。

レオンハルト・ラル・ノヴォトニー TACネーム”サイファー”
別名「円卓の鬼神」15年前に勃発したベルカ戦争を終結に導いた伝説の傭兵パイロット。
現在はウスティオ共和国のアグレッサー部隊の指揮官として後進の指導にあたっている。
ナガセの実父。ウスティオ空軍大佐。

ジャック・バートレット
初代ウォードッグ隊の隊長。開戦直後にSAMの攻撃を受けていたナガセの身代わりとなって撃墜されMIAとなる。敵国ユークトバニアの捕虜となったはずだったが、収容所に到着する前に脱走し、レジスタンスとともに幽閉されていたユークトバニアのニカノール首相を救出する。 空軍大尉→大佐。

アリア・マリー・ノヴォトニー
サイファーの次女。オーシアの首都オーレッドにあるオーレッド国立大学の留学生。姉であるナガセを慰問しているうちに、チョッパーと親しくなる。戦後、チョッパーと結婚。

セリョージャ・ヴィクトロヴィッチ・ニカノール
ユークトバニアの首相。ハーリング大統領同様に平和主義や融和政策を行う盟友的な存在。ベルカの陰謀の元彼らの支援を受けたユークトバニア好戦派の手で極秘裏にクーデターを起こされ、幽閉される。

ハリー・アップルルース
オーシア連邦副大統領。国防軍好戦派と共謀して大統領追放を企てる。

 
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